ご覧くださいましてありがとうございます。
今回は30代の私が、どのような経緯で不妊治療を受けようと決意し、そして不妊治療を受けるまでにどのような手順を踏んできたか、お伝えできればと思います。
そして少しでも、不妊治療を受けようか悩んでいる方のお力添えになれたら幸いです。
私たちについて
初めに私たち夫婦のことを少しお伝えできればと思います。
主人は年下の会社員で週休二日の企業に勤めています。
私自身は結婚するまで医療従事者として働いていました。
結婚後はパートとして医療機関で働き、現在は専業主婦として一人息子を育てています。
学生時代は医療を勉強していたため、不妊治療に対する知識は多少持ち合わせてはいましたが、正直なところ「私には必要ないもの」と思っていました。
勝手に「自分はすぐに子どもが出来る」と思っていました。
そのため、不妊治療というものに対して、とても高い敷居を感じておりました。
結婚時の年齢
私が結婚したのは30代となってからでした。
そのため、少しでも早く子どもが欲しかったです。
前段にも書いたように正直なところ、子どもはすぐに授かれると思っていました。
しかし、半年以上が過ぎてもなかなか授かることが出来ませんでした。
この頃は、言葉には出さないにしろ、なかなか子どもが出来ないことに対して不安な気持ちが生まれ、夫婦関係が少しギクシャクした関係となってしまいました。
このころから少しずつ不妊治療に関する情報を調べるようになりました。
夫婦の共通の考え・不妊治療に対する考え
私たち夫婦は、揃って子どもが大好きでした。
結婚前から子どもは何人欲しいかや、一人目は男の子がいいか女の子がいいか、男の子ならどんな名前にしようか、女の子ならどんな名前にしようかなどの話をよくしていました。
そのため、不妊治療を受けて子どもが授かることが出来るのであれば、私は前向きに考えていきたいと思っていました。
主人は不妊治療が必要になるとは思っていなかったようで、不妊治療を受けて子どもを授かること自体あまり考えていなかったようです。
主人に不妊治療の相談をした時の話
主人に不妊治療を受けたいと相談したところ、いいよとは言ってくれたものの少し悩んでいました。
何が気になるのか聞いたところ、主人は不妊治療に対する知識がなく、
「何をするのかわからないから不安はある」とのことでした。
そこで、不妊治療とはどういうものか、どういったものがあるのか、どういったステップを経るかなど説明をしました。
主人のなかでは「不妊治療=体外受精」という考えであったようで、手術をするものだと考えていたそうです。
そのため不妊治療に関する説明が終わると主人も、前向きに考えてくれるようになりました。
この会話を通して、「不妊治療は独りよがりになってはいけない」と改めて強く感じました。
私は「子どもが出来なかったらどうしよう」「不妊治療を受けるのに準備はいるのかな」などと、不安になり沢山の情報を収集していました。そのため、私の知識が先行しすぎて、主人の気持ちや、主人の不妊治療に対する考え方や知識をおざなりにしてしまったように思います。
不妊治療に関する知識は、どちらかだけつけていれば良いものではありません。夫婦で会話ができる程度の共通の知識をつける必要があります。
今では漫画でわかる不妊治療もあるので、ぜひ旦那さんに読んでもらって知識をつけてもらうように協力をお願いしましょう。
子どもは一人で授かるものではなく、夫婦で授かるものですので、夫婦での話し合いは本当に重要だと痛感しました。
30代の私が不妊治療を受けると決めた理由
前述した通り私自身、結婚する前までは不妊治療に対する敷居がとても高かったです。
しかし、友人に相談すると不妊治療を受けている友人が想像よりも多くいて、話を聞いているうちにだんだんと自分の中の敷居が下がっていきました。
また友人の話なのですが、実際に検査を受けたことにより、卵管が左右とも詰まっていることがわかり、体外受精を受けなければ子どもを授かることが出来ない状態であるということが判明した友人もいました。
このような話を実際に友人から聞き、やみくもに自分たちのペースで妊活を行うよりも、一度しっかりと検査を受けたほうが良いと思い、主人と話し合って不妊治療を受けようと決めました。
さらに、不妊治療を受けようと思っていたタイミングで、主人が2か月間単身赴任(週末のみ帰省)することとなったため、この期間に検査を受けておこうと思い、不妊治療の最初のステップの検査を開始することを決意しました。
不妊治療を始める前に準備したもの・こと
婦人体温計および基礎体温表
不妊治療を受けるにあたって、約2~3箇月分の基礎体温のデータが必要となります。
これは月経周期を体温から推測するためです。体温はおよそ25日~38日程度(約28日)の月経周期の内に、高温期と低温期の2相に分かれます。
この2相の低温期から高温期に変化する時期から排卵日を予測することが出来ます。
丘の上のお医者さんに月経周期の数え方や、基礎体温からわかることが詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください。
私は不妊治療を受けようか悩んでいた時に、受けるかわからないけど、必要になってからでは遅いので測っておこうと思い基礎体温の測定を開始しました。
実際に毎日測定を行っていましたが、体温の変化は如実に現れました。
基礎体温の測定は非常に精度が求められますので、信頼のおけるメーカーのものを使用することをお勧めします。
私はオムロンの婦人体温計を使用しておりました。
アプリとの連携もありますので非常に使いやすく、管理が簡単です。
基礎体温のはかり方
基礎体温の測定には条件があります。
朝起き上がる前に測定
起き上がると、体温が上昇してしまいますので、目が覚めたタイミングで測定しましょう
毎朝決まった時間に測定
8時以降は体温が上昇してしまいますので、8時より前にしましょう
検温中は口を閉じて下の裏側に当てて測定
口を開けて測定しまうと確実な体温の測定が出来なくなってしまいます
MR(風疹・麻疹混合)予防接種
免疫を持たない妊婦さんが風疹にかかると流産や早産のリスクが高まり、麻疹にかかると先天性の病気(先天性風しん症候群)にかかる可能性があります。
また妊娠中はMR(風疹麻疹混合)予防接種を接種できないため、妊娠前に接種しておく必要があります。
そのため、不妊治療を始める前にMRの予防接種受けておくことを強くお勧めします。
福岡県薬剤師会によると“ワクチン接種後2か月間は妊娠しないように注意する”とありますので、不妊治療を始める2か月前までに予防接種を済ませることをおすすめします。
不妊治療を受ける病院の選び方
私が不妊治療を受けるにあたり、病院選びに気を付けた点は下の1つだけです。(その条件の中で、友人の評判などをもとに選びました)
特定不妊治療費助成を受けることが出来る指定医療機関
自治体によって、高額の治療費がかかる特定不妊治療について、経済的負担の軽減を図るため、医療保険が適用されない治療費の全額または一部を助成する制度があります。
私が、特定不妊治療費助成を受けることが出来る指定医療機関を選んだ理由は、治療が進んで特定不妊治療を受けることになった場合に転院する必要がないからです。
転院となると、ただでさえ精神的に負担が大きい中で、新たな先生のもと診断を受けることになり、より一層精神的負担が増加することが考えられます。
そのため、転院の必要が無いように事前に指定医療機関であるか調べておく必要があります。
地方自治体が行っていたり、市町村が行っていたり様々ですので、お住いの地域の制度をお調べすることをおすすめします。
「特定不妊治療 助成金 〇〇」 〇〇にはお住いの都道府県又は市を入力して検索するとお住まい助成金の制度がでてきます。
私の住んでいる地域ではいくつかの医療機関を選択できたのですが、特定不妊治療助成金を受けられる指定医療機関は僅か3機関しかありませんでした。
そのため、事前に自治体での指定医療機関を検索しておくことを強くお勧めします。
終わりに
今回は私たち夫婦のこと、不妊治療を受けると決めた理由、不妊治療を受けるまでにしてきたことなどをお伝えしてきました。
今後の記事では実際の検査内容などについてお伝えできたらと思います。
この記事が少しでも多くの方のお力添えが出来たら幸いです。
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