【断乳・卒乳とは?】 成功しやすい時期と 夫の協力の必要性

【断乳・卒乳とは】成功しやすい時期と夫の協力の必要性

断乳をいざ始めようと思っても「そもそも卒乳と何が違うの」「いつ始めればいいの?」「なにか気を付けることはあるの?」など様々な疑問が浮かんできますよね。

そこで今回は断乳に関する上記の疑問から始まり、断乳を行うタイミングや注意点、30代の私がなぜ断乳をしようと決意し、どのように断乳を行っていったのか、また夫には実際にどのように支えてもらったのかを実体験を通じてお伝えしたいと思います。断乳開始から5日間の全記録を時系列とともにお伝えしてありますので、今後の断乳に参考にしていただけたら幸いです。

断乳と卒乳の違いって?

卒乳するのって今週末だったよね?

卒乳じゃなくて断乳ね・・・

乳離れには断乳と卒乳の2種類があります。

卒乳と断乳の違いは簡単に説明すると

お母さんがおっぱいを飲ませなくなるのが断乳

子どもがおっぱいを飲むのを自然と止めるのが卒乳です。

cozreにて断乳と卒乳の違いや、タイミング、方法などが記載されていますので是非ご覧ください。

いつ断乳するのが良いのか?

断乳をしようと思っても何歳になるまでに断乳をしたらよいのか悩みますよね。

断乳をする時期のポイントは大きく分けて2つあります。

ポイント①:夏と冬は避ける

夏は脱水や食中毒、手足口病などの感染症のリスクが高まり、冬はインフルエンザなどの感染症のリスクが高くなります。

また子どもが病気にかかり体調を崩すと、授乳への執着が強くなり断乳を行うのが難しくなります

そのため、子どもの体への負担などを考慮して、感染症や脱水のリスクが低い春や秋に行うことをおすすめします。

断乳中に病気にかかっておっぱいを欲しがる時は、断乳を中止し授乳することをおすすめします。断乳前の授乳は、精神安定の効果が高いので子どもを安心させる意味でも授乳が効果的です。病気が完治してから再度、断乳にチャレンジするようにしましょう。

ポイント②:1歳から1歳半の間

1歳頃になると様々な食材が食べられるようになり、食事から栄養が取れるようになってきます(1歳から2歳では必要なエネルギーの1/3と栄養素を母乳から摂取しています)。

しかし、個人差はありますが1歳半を過ぎると「イヤイヤ期」に突入する可能性がでてきます。

イヤイヤ期が始まると母子ともに精神的な負担が非常に大きくなります。

そのため私は1歳から、イヤイヤ期が始まる前の1歳半までにに断乳を開始することを決意しました。

WHOでは2歳か2歳過ぎまで母乳を継続しながら適切な栄養価の離乳食を摂取する必要があると記載されています。そのため、子どもの発育状況(食事の摂取状況等)を考慮して、母子ともに負担が無いように進めていきましょう。

なぜ断乳をしたのか(断乳の時期)

現在の私の年齢は36歳であり、今後もう一人子どもを授かりたいと考えると授乳を止める必要がありました。そのため、主人と相談して、主人の連休の際に断乳をするように決意しました。

断乳を通じて、本当に断乳は主人の支え無くては難しいと感じました。断乳を検討されている方はご主人が在宅の際に行うことを強くおすすめします。

主人がいるタイミングのほうが良い2つの理由

お風呂でおっぱいを思い出してしまう

ママがお風呂に入れている場合、お風呂に入った際におっぱいが子どもの目に入ってしまい、どうしても思い出してしまいます。

断乳を決行する間(特に最初の3日間)はパパにお風呂に入れてもらうようにしたほうがいいでしょう。

わが家は4日目まで主人に入れてもらい、5日目から私が入れるようになりました。

その際、乳首に大きい絆創膏を張り付け、乳首が見えない状態にしました。

夜泣きが強烈

断乳を決行した4日目に夜泣きがあったのですが、過去最高に長く、大きい声で泣いていました。詳細は断乳の全記録に記載します。

夜泣きが強烈なため、2人で協力してなだめる必要があります。

正直1人では心が折れていたかもしれません

断乳をする前にすること

私は断乳を行う1月前から毎日欠かさずに行ってきたことがあります。

それは、子どもへ断乳することを伝えることです。

まだ話すことも、言葉が伝わったか確認することもできないですが、ちゃんと言葉にして伝えてあげて、心の準備をしてもらいます。

そのため、毎日「あと〇日で、おっぱいバイバイだよ」と伝えていました。

大人も急激な変化だと戸惑ってしまいますよね。子どもも同じで、昨日まで良かったことが急に禁止されてしまうと受け入れることが出来ません。さらに、生まれてから続けてきた哺乳といえばなおさらのことです。そのため、心の準備をするために、前々から子どもに断乳することを伝えてあげましょう
 
また私は卒乳前にはAMOMAの卒乳ブレンドハーブティーを継続して飲んでいました。
 
 
私は飲み始めてから母乳過多が抑えられ、強すぎる胸の張りが引いたので効果を感じることが出来ました。
 
効果には個人差があると思いますが、ノンカフェインでオーガニックハーブが使われており、お値段はノンカフェインの紅茶と比べると少し割高ですがおすすめです。
 

断乳開始から5日間の全記録

断乳の全記録を公開します。箇条書きでどうしても冷たい表現になってしまいますが、事実を隠さず客観的にお伝えしたいと思います。

〇1日目

20:30 【断乳開始&寝かしつけ】

息子最後の哺乳をしながら就寝。

1:30 【目覚め】

夜中に目覚めて、大号泣しながらおっぱいを求める。カフカくん※1を鳴らしたり、お茶で一時的に気をそらせたりして泣き止む。しかし、再度大号泣。30分ぐらい泣き続け最後は疲れて就寝。

※1:カフカくんは下の画像のような音の出るぬいぐるみです。乳幼児のころから物凄くお世話になっています。泣いているときに鳴らすと、不思議と泣き止みます。

〇2日目

7:00 【起床】

泣かずに起床し、起床後マグにてお茶を飲む。

胸が張り始めていたので母乳外来の予約を取る。

14:00 【お昼寝】

車内で15分程度お昼寝。

この頃にはおっぱいがガチガチになっていて痛みが強くなる。(断乳開始約16時間後)

16:30 【母乳外来受診】

息子を主人に預け、母乳外来受診。

圧抜きの方法の説明を受け4日後に再受診の予約。

院内では圧抜きは行わず、説明のみを受ける。

19:20 【圧抜き(1回目)】 

手で1回目の圧抜き。

1回目の圧抜き以降5日目まで、保冷剤(5×5㎝)にて胸を冷やし続ける。

保冷材はガーゼに包み、片乳に2個ずつの合計4個使用。

19:30 【寝かしつけ】

主人による寝かしつけ。昼間昼寝が短かったためか30分程度で就寝。

21:00 【目覚め】

目が覚めてしまったが、主人が横で添い寝したらすぐに就寝。

21:00 【圧抜き(2回目)】

胸が腫れてきてあまりの痛みに、自動搾乳機にて圧抜き。

(母乳外来の際に搾乳機での圧抜きは大丈夫と聞いていた)

約50cc搾乳したが、乳首が刺激され、母乳が生成されるような気がしたためこの一度で搾乳機の使用を停止。

23:00 【シャワー&圧抜き(3回目)】

湯船につかると血行が良くなりおっぱいが生成されてしまうので、シャワーで済ます。

1:30 【目覚め】

1日目より激しく大号泣。カフカくんを鳴らしても泣き止まず、お茶をあげても拒否。

1時間ほど泣き続け、最終的にお茶を飲んでくれてそのまま就寝。

〇3日目

6:00 【目覚め】

起床からおっぱいを求め号泣。私が寝室から離れると再度就寝。

7:00 【圧抜き(4回目)】

一番おっぱいが張っていた時期。圧抜きして、多少楽になる程度。

夜間はおっぱいが痛くて横を向いて寝ることが出来なかった。

7:00 【起床】

息子起床。機嫌は戻っていてご機嫌だった。

12:00 【圧抜き(5回目)】

手による圧抜き。

子どもを抱っこしたり、膝の上で抱えたりした状態で胸にあたるのが痛かった。

夜からこの時間がおっぱいの張りのピークだったと思う。

14:00 【お昼寝】

主人による寝かしつけ。私を待っていたのか、廊下に半分身を乗り出した状態で寝ていた。

15:00 【圧抜き(6回目)】

手による圧抜き。おっぱいに張りがあり、乳腺炎になるのが心配だったため圧抜き。

この時ぐらいから、痛みを緩和する目的での圧抜きではなくなってきていた。

20:00 【寝かしつけ】

夫婦で寝かしつけ。多少ぐずぐずして泣いてはいたが、その後はおっぱいを欲しがる様子もなく、すんなりと就寝。

23:00 【シャワー&圧抜き(7回目(最後))】

シャワー時に圧抜き。この時が最後になるとは思っていなかったが、結果最後の圧抜きとなった。合計7回で圧抜きをしなくても良い状態に戻った。

〇4日目

6:00 【目覚め】

背中をトントンしたら再度就寝。

この日が初めて夜中に一度も起きることなく就寝していた。

7:00 【起床】

おっぱいを欲しがる様子もなく起床。

14:00 【お昼寝】

お昼寝するために寝室に行ったが、お昼寝はしなかった。

この頃にはおっぱいがガチガチな状態ではなく、パンパンな程度にまで落ち着いていた。

19:30 【寝かしつけ】

夫婦で寝かしつけ。お昼寝をしていなかったためすぐに就寝。

1:30 【目覚め】

過去最大に大号泣。抱かれるのも拒否、背中トントンも拒否、お茶も拒否で何をやっても泣き止まなかった。ただおっぱいを欲しがるそぶりをしていた。

2:30 【ママ別室へ移動】

母乳のにおいが関係あるのかと思い、別室へ移動。その後も、主人と2人で寝室にいるも大号泣は収まらず。10分後に再度合流し一度、居間へ行き気分転換する。

3:00 【就寝】

気分転換が良かったのか、私の胸元でくっついて就寝。

この時には胸元で寝られる程度におっぱいの張りは良くなっていた。

〇5日目

8:00 【起床】

夜中に泣きつかれたのか、いつもより少し遅い起床。

10:30 【母乳外来】

母乳外来にて溜まった母乳を出してもらう。1週間後に再受診の予約。

この際に、初めて託児に預ける。

母子分離が息子にとってとても心配だったようで大号泣。

その後家に帰ってから1秒たりとも離れたくなくて、べったりとくっつく。

おむつの交換で、地面に足をつくのも拒否するほど、べったりだった。

昨日まで大丈夫だった義母にも拒否反応を示していた。

14:00 【お昼寝】

寝室に入り布団の上におろすと号泣。

その後ママの胸の上で落ち着き、そのまま就寝。

20:30 【寝かしつけ】

主人が仕事で遅いため、私が寝かしつけを行ったが、ほぼ泣かずに胸元で就寝。

この日は片時も離れなかったので、家事が遅れてしまい就寝時間がずれ込む。

以上で断乳開始から5日間の全記録となります。

5日目以降は、母子分離と断乳の影響から、よりべったりとなりました。

断乳により、ママとの繋がりが希薄化してしまうのでより一層の愛情表現が必要だと痛感しました。

そのため、絵本を読んであげる時間を増やしたり、抱っこする時間を増やしたりしています。

断乳を始める前の気持ち

断乳を始める前は、1年と5か月も続けてきた授乳がついに終わってしまうのかと本当に、本当に寂しい気持ちになりました。

出産直後はおっぱいの外し方も分からず戸惑い、乳腺炎に恐怖し、噛まれて傷になったこともありました。

いろいろな思い出が詰まった授乳がついに終わってしまうのかという悲しい気持ちと、新しい命を授かることに向けての新たなステップという嬉しい気持ちが入り交じっていました。

断乳後の子どもの変化

〇ご飯をたくさん食べてくれるようになった

今までは体重に対する規定量の約8割程度を食べ、あとは残してしまうことがほとんどでしたが、今では規定量+α食べるようになりました。

さらにもっと食べたい、もっと食べたいと自ら主張してくるようになりました。

断乳するとご飯をたくさん食べるようになると言われていましたが、ここまで変わるとは思いませんでした。

〇食事時間が早くなった

今まではある程度お腹が満たされると、椅子を離れようとしたり、お茶で遊び始めたりしていましたが、断乳後はほぼ毎回完食するまで席を離れません。

そのため、食事時間の25分以内にほとんど食べ終わるようになりました。

〇夜ぐっすり寝るようになった

今までは夜中に何度も起きて、おっぱいを求めていたのですが、断乳後は初めの4日間を除き夜中に起きることがなくなりました。

こちらも断乳後にはよく寝るようになるよと言われていましたが、ここまで変わるのかと大変驚きました。

〇お昼寝をしなくなった

断乳を始めてから、お昼寝をしなくなりました。

お出かけの際にチャイルドシートに座った状態や、抱っこの状態で寝ることはありますが、寝室に行き寝ることは1週間たった現在でほとんど無くなりました。

National Sleep Foundationによると1~2歳では11~14時間の睡眠時間が理想的と言われています。現状20時に就寝し、7時に起床しているので11時間は確保できている状態ですので、あまり気負わずに、お昼寝の習慣をつけていきたいと思います。

終わりに

断乳を始めて5日間程度は子どもがおっぱいを求めたり、号泣したり等大変でしたが、過ぎてしまえば子どもも適応してくれます。

数日は子どもの号泣でおっぱいをあげてしまおうかと悩んでしまうかもしれませんが、子どもの適応能力を信じて断固としておっぱいはあげないようにしましょう。(しかし体調不良や個性がありますので、体調を見ながら発育に合わせて行ってください)

終わってみると、寝かしつけもスムーズになり、ご飯ももりもり食べるようになり、一段と成長したように感じます。

子どもへの声掛けと、断乳後のフォローを忘れずに、意思を強く持って断乳を進めてみてください。

余談ですが私は授乳終了後におっぱいの形や大きさが変わってブラ選びに苦労しました。

ブラを買いに行く暇もなく、ナイトブラもブラも授乳前のものを使っていてもいまいちしっくりきませんでした。

私のような悩みを持つ方に、ノンワイヤーで寄せあげ寝ている間もベストな状態をキープしてくれて、昼間も使えるナイトブラがあります。

また妊娠前後は人によっては圧迫してしまう可能性があるため、使用は控えるようにと公式からも回答がありますので、授乳が終了してから使用するようにしましょう。

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